第416話 フットキュアで歩ける足づくりを
こんにちは。今回ブログ担当の主任看護師HCU稲葉です。
私は、2年ほど前より 『フットキュア』 に興味があります。
フットキュアとは
フットケアは足のケア全体の総称です。その中でフットキュアは、足病変の予防と早期発見により足の健康を保ち、快適な日常生活を送れるように援助することです。
入院された患者様の中には爪を切る体勢や視力の問題のために自分で爪が切れず、ご家族も患者様の爪を切るのが怖く切れない、または患者様ご自身が足を見せたくないなど、様々な理由から足のセルフケアができていない方がおられます。爪や足のケアができないと、伸びた爪が靴や皮膚に当たったり、爪の横が食い込んだりします。角質のケアができないと、タコや魚の目が肥厚し痛みがあったり、踵の乾燥がひどく割れてしまったりします。
ある日患者様から「爪が長くなってしまって自分では切れないんや」と相談され、何とかしてあげたいと思うようになり『フットキュア』について勉強する事を決断しました。
患者様自身の足で元気に歩けるように
私が働いているHCUでは、救急搬送された方や術後など、重症度が高い患者様が入院されています。また、疾患や年齢層も様々です。私はHCUでの看護をしている中で、必ず患者様の足に目がとまります。
身体が元気になっても、足の爪や角質にトラブルがあると、痛みなどがあることで歩くことが億劫になってしまいます。
そのようなトラブルを防ぐには、早期からのケアがとても大切です。
私は、そんな患者様のケアができるようになるために、爪切り・爪磨き・角質除去・タコや魚の目除去、オイルトリートメントなどのフットキュアに関する研修を積極的に受講し、自己研鑽に励んでいます。
HCUに入院された患者様が自分の足で元気に歩いて帰れるように、歩ける足づくりの一端になれればと、これからも「フットキュア」を学び続け看護に活かしていけたらと考えています。
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