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第58話 看護部長のつぶやき8「先入観」
~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を不定期につぶやき、発信するページです。~
皆さま、こんにちは。河本智美です。
暑い暑いと過ごしてきましたが、先日、赤とんぼが飛んでいるのを見かけました。
皆さま、こんにちは。河本智美です。
暑い暑いと過ごしてきましたが、先日、赤とんぼが飛んでいるのを見かけました。
季節が過ぎるのは早いですね~。当院の新人看護師は、夜勤の練習を始めている部署もあります。
できる事も日に日に増え、少しずつではありますが、戦力として頑張っています。
さて、今回のつぶやきは、「先入観」のお話です。某メーカーの「カップうどん」が話題になっていたのを皆さんご存知ですか?
その「カップうどん」は5分待って食するというものでした。それを、ある芸人さんがテレビで「10分待った方がよりおいしい。」という話をしたのです。
その話がきっかけで、あっという間に広がりメーカーにも伝わったそうです。
当初メーカーでは、「そんなことはない。」という姿勢だったのですが、ついにはその事実を認め、謝罪の広告まで出したのです。
『(前略) 5分でお客様においしさを届けるということに縛られすぎていて、世の中の多様性を見抜けていなかったことを深く反省しております。(中略) おかげさまで売れています。ありがとうございます。』(笑)
私たちの業務も同様だと思います。「こうだろう」という経験値による先入観から、見逃してしまう事が多いのではないでしょうか?
さて、「先入観」「偏見」「固定観念」それぞれ似た意味で用いられますが、違いがあるようです。
「先入観」とは、最初に知ったことで作り上げられた固定的な観念をいいます。
「偏見」とは、先入観の一種であり、否定的な情報に偏った見解のことをいいます。
「固定観念」とは、一度正しいと思い込んだ結果、安易に変えることができなくなった考えをいいます。
私たちの業務も同様だと思います。「こうだろう」という経験値による先入観から、見逃してしまう事が多いのではないでしょうか?
さて、「先入観」「偏見」「固定観念」それぞれ似た意味で用いられますが、違いがあるようです。
「先入観」とは、最初に知ったことで作り上げられた固定的な観念をいいます。
「偏見」とは、先入観の一種であり、否定的な情報に偏った見解のことをいいます。
「固定観念」とは、一度正しいと思い込んだ結果、安易に変えることができなくなった考えをいいます。
固定観念も先入観の一種ですが、先入観より固定の度合いが頑固です。
私たちは最初に知ったことを正しいと信じやすい傾向にあります。
私たちは最初に知ったことを正しいと信じやすい傾向にあります。
学んだこと、人から聞いたこと、メディア等から得られる情報で、様々な知識を得ていく中で自然と先入観ができ、影響を受けます。
先入観が強いと悪影響がおよびやすくなり、できるだけ先入観を最小限に抑える努力は必要です。
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」アルベルト・アインシュタインの言葉です。
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」アルベルト・アインシュタインの言葉です。
今一度、立ち止まって目の前にある事象としっかりと向き合わないといけないのではないでしょうか?((+_+))
某メーカーはその後「5分でも、10分でもうまい○○○○!」と、発想の転換をされていました。
某メーカーはその後「5分でも、10分でもうまい○○○○!」と、発想の転換をされていました。
ちなみに余談ですが、どのメーカーの「カップうどん」でも「10分待った方がよりおいしい。」というわけではないようです。
10分も耐えられない麺もあるようです。もちろん、麺の硬さの好みが「おいしい」を左右するとは思いますが・・・(笑) (#^.^#)
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