第518話 2025年度新人看護研修~多重課題シミュレーション~
本館4階病棟 新人看護師のSです。
8月の新人研修は多重課題シミュレーション研修でした。
実際の病室を再現し、夜勤中を想定して様々な場面の患者様の対応を行う研修です。
複数同時に対応
「ベッドから転落している」「トイレに行きたい」「痛みがあって眠れない」「家に帰りたい」など、同時に複数の患者様の訴えがあります。その状況で、自分は受け持ち看護師として対応しなければなりません。
まず生命の危険が高い患者様を判断し対応し、観察・報告を迅速かつ正確に行うことが重要です。特に、転倒や頭部打撲、骨折などの場面ではABCDの視点で状態を把握し、他のスタッフへ具体的かつ明確な協力依頼を行う必要があります。
今後の課題…
しかし、実際のシミュレーションでは焦ってしまい、観察の優先順位が整理できず、協力依頼が曖昧になってしまうことや、報告が簡潔にならない場面がありました。情報を整理して相手にわかりやすく伝えることの難しさを痛感し、今後の課題だと感じています。
今回の研修では『多重課題への対応の仕方』『メンバー間でのコミュニケーション』『緊急時の優先順位』『ABCDを用いた観察』『SBARCを用いた報告』の重要性を学ぶことができました。
この学びを活かし、今後はいかなる場面でも落ち着いて状況を判断し、正確な観察、明確な依頼、簡潔な報告ができるように日々の看護業務を通して自己研鑽に励みたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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