第386話 日本災害看護学会にて口演発表
皆様、こんにちは。南館2階病棟主任の渡部です。
日本災害看護学会開催!
2023年9月2日(土)、3日(日)にひめじアクリエで「日本災害看護学会第25回年次大会」が開催されました。この度、全国大会にあたるこの学会に当院の災害対策支援チーム活動報告を口演発表させて頂きました。
私は「災害看護」について知識が少なく、看護部長を始め減災ナースとしても活躍されている教育部長、副看護部長、チームアドバイザーの師長に支えられながら災害対策チームの委員長として活動してきました。
教育部長から学会発表にチャレンジしてみない?とお話を頂きましたが、最初は私には無理だろうという思いでした。
しかし、作成したアクションカードを使って部署でシミュレーションが実施できた時にほんの少し前に進めたように思え、私が学会発表することでチームメンバーの活動がより形のあるものになれば良いなと思い決心しました。
とは言っても・・・初めての学会発表は不安と緊張でいっぱいでしたが、何とか無事に最後まで発表を終えることができました。そして、やっと会場を見渡す余裕ができ原稿を見ていた視線を上げると、思っていた以上にたくさんの方が聞きに来られていることに驚きました。
会場からの質問もいくつかありましたが、一つ一つ返答できました。全てを終えて応援に来てくれた副部長や師長の元へ・・ねぎらいのお言葉を頂き、本当にほっとしました。
今大会のテーマ
今回の大会は「実践共同体で育てる災害看護の底力」というテーマで、災害現場を連携・協働から災害看護の実践力向上につなげたいという思いが込められていたそうです。
発表の演題は、訓練や教育、感染対策、実態調査や支援など、「災害看護」が様々な観点から捉えられており、災害の種類に応じてその場所でできることを工夫しながら活動されていることも知りました。
中でもとても興味深かったのが「災害3分間シミュレーション」の取り組みについての発表です。
『自分が勤務している今、もしも災害が発生したら』という想定の元、その時に取るべき行動を朝の申し送り時間の3分間を使ってイメージトレーニングするという内容で、私も是非やってみたい!と思いました。
災害はいつ起こるか分かりません。
いつ起こるかわからない災害だからこそ、日常的にトレーニングすることで災害時の実践力に繋がります。
看護師の災害意識向上を目指して、災害支援チームメンバーと気持ちを新たに頑張りたいと思います。
この2日間でたくさんの刺激を受け、貴重な良い経験をさせて頂きました。
学会後に飲んだビールは最高でした。(笑)
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