第361話 日常のひとこま87「心不全カンファレンス」
皆さんこんにちは、本館5階病棟の大塚です。
本館5階病棟は、循環器内科・心臓血管外科・整形外科の急性期病棟で、緊急入院も多い病棟です。
今回は、多職種と取り組んでいる「心不全カンファレンス」についてお話ししたいと思います。
「心不全カンファレンス」は、慢性心不全看護認定看護師と病棟看護師を中心に、
医師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・理学療法士・医療ソーシャルワーカー
の多職種でメンバー構成し、週1回カンファレンスを行っております。
そもそも心不全とは、
心臓の働きが悪くなることで心臓から血液を全身に十分に送り出せない状態になることです。
心不全が重症化すると治療も難しくなります。
できるだけ早期にしっかりと治療を受けることが大切です。
慢性心不全患者さまは、退院後のセルフコントロールがとても大切です。
そのため、「今までの生活スタイル」「大切にしておられること」
「今後の生活についてどのような不安を感じておられるか」など、
患者さまの普段の生活を知ることがとても大切です。
私たちは、患者さまやご家族さまが話したいと思える雰囲気作りに
努めながらお話をお聞きするようにしています。
さらに、「仕事の都合上不規則な生活をしている」「一人暮らしで自炊が苦手だ」
「職場の人に病気のことを知られたくない」など、患者さまそれぞれの想いに合わせながら、
内服の調整や食事の提案など、患者さまが継続できる方法を一緒に考えています。
患者さまやご家族さまが病気と向き合い、その人らしい生活を続けていけるよう、
私たち看護師は微力ながら今後も多職種と連携しながら頑張っていきたいと思います。
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