第320話 日常のひとこま74「いつの時代でもかわらないもの」
~師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」を不定期につぶやき、発信するページです~
SCU主任の有本です。
新年度始まり、あっという間に3ヶ月以上が経ちました。新人看護師も少しずつ出来ることが増えてきた頃です。
相手の気持ちを知る
5月はたくさん連休もあり楽しく過ごせたのではないでしょうか。
反対に6月は祝日がなく残念な気分になりますね。
5月6月は『母の日』『父の日』がありました。
インターネットで調べてみると『母の日』も『父の日』もクリスチャン女性によって親への深い愛と感謝をこめて始められ、日本では大正時代に始めて「母の日」が祝われましたが、一般に普及して行ったのは第2次大戦後のことだそうです。
この日はプレゼントやカードもいいですが、何よりも心からの感謝をする日です。
私も子どもを持ち初めて親の気持ちがほんの少しわかったように思います。
そして、働きながら健康に育ててくれた事にとても感謝しています。
毎年『母の日』には子どもからお手紙と手作りのプレゼントをもらいます。
「いつもありがとう。大好きなお仕事がんばってね。」と書かれた手紙と『なんでも券』が入っています。
それを見ると自分の子どもの頃を思い出します。
私も子どもの頃、肩たたき券・食器洗い券・お掃除券など作ってお手紙と一緒に渡しました。
働いているお母さんを手伝いたい、喜ぶ顔が見たいと思い渡していたように思います。
私は子どもからもらったお手紙とプレゼントを見ると『いつの時代もかわらないもの』なんだと心が温かくなりました。
『いつの時代もかわらないもの』それは、看護でも同じであると思います。
時代とともに医療は発達してきました。
しかし、「看護の基本」「看護師に必要な能力」はいつの時代でも同じだと思います。
先日、久しぶりにナイチンゲールの『看護の覚え書』を読む機会がありました。
学生時代に読んだ看護の覚え書より、今読む看護の覚え書のほうが心に響きます。
ナイチンゲールが考える『看護師に必要な能力』は、“他人への感情のただなかへ自己を投入する能力”だと。
これを現代の言葉でわかりやすく書くと、“相手の気持ちを知る”“人の気持ちがわかる”能力です。
私はやはりいつの時代もかわらないものを伝えていくことも大切だと思います。
コロナ禍で臨地実習も少なく、患者様と接することが不安な新人看護師たちに、まずは手や目を使い“相手の気持ちを知る”ことを教えていきたいです。
私の気持ちを理解し、嬉しいプレゼントをくれた子どもに感謝し『なんでも券』を使いながら癒されたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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