第223話 日常のひとこま45「治療の中の心地よさ」
~師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」を不定期につぶやき、発信するページです~
皆様こんにちは。外来の主任として勤務しています、加藤です。
私は今年1月から外来へ異動となりました。看護師経験年数は20年以上になりますが病棟経験しかなく、突然外来という未知の世界に飛び込む形となりました。
仕事の一つとして、待合で待っていただいている患者様の名前を呼び、採血や点滴をする部屋へ呼び入れるのですが、患者様の名前を呼ぶと待合にいらっしゃる患者様の視線が一斉に私に集まるので、少し羞恥心がありました。しかし繰り返し行っていくうちにそれが普通となり、今では堂々と患者様の名前を呼ばせていただいています。
患者様の診察が終わると、次回受診の説明や次回検査の説明などがあります。
患者様が理解しやすいように一つ一つ丁寧に説明します。患者様の表情やうなずき方など反応を観察しながら、「理解できたかな?」「この辺はもう少し丁寧に説明したほうがより分かりやすいかな?」など個別性を捉えた看護となるよう日々努めています。
この間スタッフからうれしい話を聞きました。
化学療法という治療をしている患者様の点滴を担当し、患者様といろいろな話をしたそうです。その日の治療終了後、患者様から「今日の点滴の時間は楽しかったわ。ありがとう。」と言葉をかけてもらったそうです。
そして、その次の治療の日、同じ患者様から「今日は何の話しする?楽しみにしてきたんや。」と声をかけられ嬉しかったと。化学療法という治療は回数を重ねるごとに体も心も辛くなっていくことが多くあります。しかしこの患者様は、この担当看護師との会話をとても楽しみに来てくれていたのです。
この話を聞いて私は、他愛もない会話だったのかもしれないけれど、この患者様にとってはとても心地よい時間となっていたんだな、その心地よさを提供したこの看護師の看護の力ってすごいな、と感じました。
私は「皮膚・排泄ケア認定看護師」としても活動しており、ストーマ造設をした患者様のケアや院内の褥瘡対策、排尿ケアに携わっています。
主にストーマケアをした患者様からですが、「ありがとうございました。また何かあったら電話して診てもらう事ってできますか?心強いです。」といった言葉をいただきます。私はそれだけで看護師になって良かったと感じています。
看護師という仕事は常に命と向き合い、そして患者様の生活環境にも目を配り対応していかなければならない大変な仕事だと思います。でも、患者様が下さる言葉一つ一つが励みとなり力となる仕事だと思います。これからも私なりに頑張っていこう!!と思っています。
最後まで私のブログを読んでいただき、ありがとうございました。
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