第190話 日常のひとこま34「セルフ・コンパッションと幸せの気づきの種まき」

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第190話 日常のひとこま34「セルフ・コンパッションと幸せの気づきの種まき」

~師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」を不定期につぶやき、発信するページです~

皆さん、こんにちは。看護師長の堀と申します。
今回は、私が今年初めに受けた研修についてお話します。「セルフ・コンパッションと幸せの気づきの種まき」というテーマでした。
「セルフ・コンパッション」とは、自分を労り、慈しむということ。 

私たちは、患者様に対して、優しく労り、ケアすることを大切にしています。その他者に向けている労りを自分にも向けよう!というものです。 
まずは、自分を大切に労わってこそ、他者に対しても優しく出来ることに気づかされました。

スージング・タッチという自分が心地よいと思うところをさすったり、押さえたりして、よく頑張ったね、疲れたね・・・と自分を労ってあげるのです。
これは、患者様に対しても出来るし、家族間でも活用できるタッチケアです。
痛いところをさすったり、不安そうな時、手を握ったりするのも同じですね。

そして、「言語化」することも教わりました。医療の現場は、チーム力が問われますが、言いたいことが言えない、ミスが許されないという緊張感、職場の人間関係など、様々なことが積み重なっていくと疲弊していきます。
言語化することで、話す→離す→放すに繋がり、気持ちが軽くなるというものでした。

自分が他者に出来る声かけやタッチングなど些細なことがいくらでもあって、他者にプラスの影響を与えることができる。これが幸せの気づきの種まきです。

知人が、足首脱臼骨折して入院した時のこと。
看護師から「痛くない?」と聞かれ、「痛いです!」と答えた時、「痛みを我慢することに何の意味もないから、痛み止め飲みましょうね」と言われたというエピソード。
当たり前に思えますが、知人は長年、親からの虐待を受け、痛い!と発することを封印してきたのです。「痛いなら、痛いって言っていいんだよ」という看護師の言葉が衝撃的だったとのこと。

安心するってこういうことなんだと実感し、ここから知人の人生観は大きく変わったのです。この話を聞いて、私も衝撃を受けたことを思い出しました。

人それぞれいろんな人生観があると思いますが、「白衣の天使」と言われる看護師であることに誇りをもって、まずはセルフ・コンパッション。そして、自分の人生経験を患者様やご家族様、職場の人たちに何かしらの還元ができる種まきができればいいなと思います。

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