第483話 部署紹介 ~ツカザキクリニック 透析室~
こんにちは。看護部主任の宮本です。
ツカザキクリニックは透析専門施設です。日中と夜間透析を行っており、長時間透析にも対応しています。また、高齢化や介護の問題などによって、自身で通院が困難な患者様が利用できる送迎サービスも行っています。
災害に強い透析施設にするために
近年、地震や台風だけでなく、集中豪雨やゲリラ豪雨などの風水被害が頻発しています。
災害によってライフラインが寸断されると、大量の水道水と電気を確保し、1~2日おきに必要な血液透析を継続できる体制づくりをしなくてはなりません。通信手段が絶たれると透析施設間の情報交換ができず、患者様自身が孤立状態になりかねません。
そこで当院は、少しでも安全で安心な環境に整えていくために、昨年2月『災害対策委員会』を立ち上げました。
災害対策委員会の取り組み
災害対策委員会で取り組んでいることを少しご紹介したいと思います。
マニュアルやアクションカードの作成はもちろんですが、特にこだわっているのが、演習や訓練を勉強会の一つとして日常に取り入れていることです。血液透析を緊急に停止する手順や、少ない人数でも患者様を安全に搬送できるエアーストレッチャーの演習を業者の方や事務課の方と合同で行いました。
また、昨年11月の「兵庫県津波一斉避難訓練」では、透析中の患者様にも参加してもらい、実践に近い訓練を行いました。アラームが鳴ると同時に、
- 透析の血液回路を握る
- 布団を頭まですっぽりと覆う
- 反対側の手でベッド柵を握る
という、3段階の初動行動です。参加された患者様からは快く協力が得られ、改めて災害に対する関心の高さを感じました。実際の演習に患者様も参加して一緒に考えることは、参加者同士のコミュニケーションがはかれ、さらなるチームワーク作りに繋がっているように思います。いつ災害が起こるかわかりません。その時に速やかに落ち着いて対応できるよう、日頃からの準備や演習・訓練を続けていきます。
ツカザキクリニックは幅広い知識や経験を積んだ看護師が多く、活発な意見交換ができるアットホームなところです。スタッフ一人ひとりが自分のすべきこと、できることを考えて、全員参加で頑張っています。
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