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第151話 日常のひとこま20「おさるの赤ちゃん」
~師長・副師長・主任Nsが 日々あふれている「日常ひとこま」 を不定期につぶやき、発信するページです~
はじめまして。外来で勤務しております髙橋です。朝晩冷え込んできましたが、皆さんお元気ですか?
私事で恐縮ですが、先月我が家に新しい赤ちゃんが増えたので、ご紹介したいと思います。赤ちゃんと言っても、人間の赤ちゃんではありません。なんとお猿の赤ちゃんです。
名前はモナ、女の子です。お猿と聞くと珍しいためびっくりされる方も多いと思いますが、実は15年ほど前にも、同じ種類のお猿を飼っていました。残念ながら、11年の生涯をとじてしまったのですが、お猿に魅了された私は一生涯でもう一度飼ってみたいと思っていました。そんな時、とあるペットショップでモナに出会ってしまった私は大興奮。商売上手の店員さんは、ケージから出し1時間ほど遊ばせてくれました。飼いたいとは思っていても、今のタイミングではないと感じていたのですが、息子達の飼いたい気持ちとモナの可愛さにあっさり負けてしまい、翌日には我が家のリビングに…(笑)。
モナはコモンマーモセットという種類のお猿で、生後2か月の現在は、片手の平に乗る大きさです。約半年で大人サイズまで成長しますが、それでも両手の平にじゅうぶん収まる大きさです。感情もとても豊かで、嬉しい時は小鳥のように「ピピピ~」と可愛い声で鳴いてくれ、怒った時は「クケケケ~」と低い声で鳴きます。その他にも、お腹がすいた時、寂しい時、甘えたい時など鳴き方が違います。嫉妬心なども持っており、以前飼っていた時は、私に息子達が触れただけで怒ったり、私が撫でている時に部屋に他の家族が入ってくると「邪魔しないでよ~」と言わんばかりに、その家族を上目遣いではなく、下目遣いに見ていたものです。私からすると、その目がとても愛くるしく可愛かったのですが(笑)。また、ご飯を食べる時には両手もしくは片手で持って食べ、その姿がまたたまらなく可愛いのです。お猿というよりリスに近い感じですね。
しかし、可愛いばかりではありません。ネットなどを見ると、簡単な気持ちで飼わないで下さい、飼う前に本当に飼えるかどうか良く考えて下さいと書いてあるほど、犬や猫みたいに簡単に飼える動物ではないのです。なぜかというと、とても野生に近いためしつけが困難だからです。以前飼っていた時、ケージの鍵が穴に棒をさすタイプだったのですが、数回開け閉めをしているのをみたら、中から手でその棒を抜き、勝手にケージから出てくるようになるほど大変賢いのです。
その反面、排泄のしつけが難しいため、部屋に放せばモナにとってそこら中がどこでもトイレになってしまいます(T_T)。また、爪楊枝のような犬歯をもっており、噛みつかれると血が滲むことも…(T_T)。なかには、良く慣れていて普段噛まないお猿が、ある日突然飼い主に牙をむき攻撃的になったという例もあります。普段、肩に乗ったり首にしがみついたりするのが大好きなのですが、しっかりしがみつけるよう、かぎ爪になっているため生傷が絶えません(T_T)。そんなこんなで忍耐も伴いますが、そこは人間の子育ても一緒ですかね(笑)。今は、モナのオムツ着用と爪切りを慣らすため訓練中です。
我が家の人間の子育ては一段落ついたところですが、新たな子育てに奮闘中です。仕事でどんなに疲れて帰ってきてもモナの顔を見ると一気に疲れも吹っ飛び一瞬で癒されてしまいます。ペットを飼われている方も多いと思いますが、大切な家族の一員ですよね。これから寒さが厳しくなっていきますが、大切な家族に癒されながら、身体も心も元気で頑張りましょう!
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