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第64話 看護部長のつぶやき12「リーダーとマネージャー」
~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を不定期につぶやき、発信するページです。~
皆さま、こんにちは。河本智美です。
超大型で強い勢力の台風21号も過ぎ、台風一過のすがすがしい秋晴れとなりました。皆さまはどんな「秋」をお過ごしですか?「食欲の秋」「読書の秋」「芸術の秋」・・・いろいろな秋をお楽しみくださいね。
今日のつぶやきは「リーダーとマネージャー」です。
先日、目にしたコラムにこんなことが書いてありました。~~私が二十数年前、管理職になったときの研修で教えてもらったことを、今も覚えています。
「みなさんはマネージャーになったわけですが、リーダーとマネージャーの違いはわかりますか?
マネージャーは『うまくやる人』、リーダーは『正しくやる人』です。
みなさんは、これからもマネージャーである前に、リーダーであることを忘れないでくださいね。」と。
リーダー論、マネージャー論はさまざまありますが、私にはこの教えが今でもしっくりきています。
ズルをしてでも「うまくやる人」は、いるかもしれません。でもそんな人がマネージャーである組織に「正しい未来」は、あるでしょうか。
役職に関係なく「リーダーシップ」を持つことはできます。そんなリーダーシップを持った人がマネージャーになり、リーダーシップを忘れないことが目指すべき形かなと思います。~~
このコラムを読み終えたとき、私は、正直「ドキッ」としました。さまざまな事案について「うまくやらなくっちゃ~・・・。」といつも心の中で考えていました。
もちろん「ズルをする」ということではないのですが・・・。(+_+) 日々の業務の中で、理不尽だと思う事や納得いかないことなど・・・たくさんあります。
「何で・・・。」と考えることもいっぱいですが、「それが社会だから仕方ない。」とあきらめていたことも正直あります。
しかし、それが、1つの点を見るのではなく、全体を見た時どうなのか?
また、違う視点から見るとどうなのか?主観的に考えるのではなく、客観的にみるとどうなのか?などなど・・・様々な方向から考えないといけないですね。
今の私が、このコラムを目にしたのも何かの縁だと感じました。
一朝一夕で180度変化し、物事が変わることはできません。
しかし、少しずつではありますが、「声」にしていかなくてはなりません。
時間はかかると思いますが、いろいろな意味で「看護の力」をつけないといけません。
傲慢に威張って・・・という「力」では決してなく、常に謙虚で感謝の気持ちを忘れず、
今の最善だと思えることは何か?と考えていきたいと思います。m(__)m
引用:Medica FAN No.88
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