私たちツカザキ病院には、しっかりとした教育方針の軸として作り上げた「キャリアラダー」が存在します。これまで長年にわたって当院にて実施されてきた新人看護師さんへの教育を反映し、どういうタイミングでどういうテーマを教えることが(新人の皆さんにとって)無理なく成長に繋がりやすくなるか、看護部長をはじめ教育担当の先輩看護師が一生懸命知恵を絞って作り上げたノウハウが当院にはあります。
しかしながらこういったラダー制度も重要ですが、何よりそれを新人の皆さんに教える「先輩役(プリセプター)の存在」こそが、皆さんが看護師としてのスタートダッシュを上手くできるかどうかの極めて重要な鍵を握っていると私たちは考えています。そのため、私たちの病院では皆さんの「お姉さん(お兄さん)役」になる、プリセプターの役割を非常に重要視しています。通常の病院では3~4ヶ月間ぐらいでプリセプターを終了する病院さんが多い中、当院では1年間(12ヶ月)はプリセプターが新人の皆さんの面倒をしっかり見る仕組みになっています。この期間が非常に長いことにより、新人は業務のことに関する不安をフォローしてもらうだけでなく、新社会人としての生活などプライベートのことについても色々と気軽に相談に乗ってもらえるようにしています。
認定看護師とは、ある特定の看護分野において熟練した看護技術を用いて水準の高い看護をできる看護師のことです。(日本看護協会HPより)高度化及び専門分化する医療現場において、認定看護師は、それぞれの分野で、専門的な治療や看護が必要な患者様・御家族に対して最適な看護は何を考え、認定看護分野の専門知識に基づき判断し、実践しています。
また、他の看護スタッフに対して、自らが手本となり専門知識や看護技術などを指導し、水準の高い看護を行えるよう働きかけています。さらに、看護の現場で直面する問題や疑問の相談に乗り、解決策が導き出せるよう、それぞれの認定看護分野の専門知識に基づき支援しています。
(看護roo!HP より一部引用)
2名在籍しています。病棟・外来と横断的に活動しています。
【創傷ケア】一般的な創傷から難治性の創傷まで予防や治癒促進を図るケアを提供しています。
【ストーマケア】術前は手術の位置決め(ストーマの位置)、術後は退院・社会復帰に向けたストーマの管理方法をスタッフと共に指導、退院後は外来でストーマケアの援助を行います。
【失禁ケア】尿・便失禁に対するスキンケアや皮膚障害への対応、排尿の自立支援も行っています。
感染管理認定看護師の役割は、医療に関わる全ての方を医療関連感染から守ることです。私は専従の院内感染管理者としてICT・ASTなどチーム活動を通じながら組織横断的に活動しています。微生物というのは目に見えないためか、対策が取り難いものです。そのため収集した様々なデータを「見える化」し、共有し、感染対策を実施・評価しています。また対策を押し付けるのではなく、実現可能な方法を共に考える姿勢を大切にしています。
心不全患者さまの早期退院と再入院(心不全の再増悪)予防に向けた退院支援を多職種が協働して行えるように、実践やその指導方法をスタッフと一緒に検討しています。
私は、同法人内の訪問看護ステーションに所属していますので、訪問看護師として入院中から退院後も継続した支援を行い、患者さまとご家族が安心して暮らせるように活動を行っています。
全身麻酔中の患者さんは、意識がなく自分で体位を変えたり、体温調節をすることが麻酔のため制限されてしまいます。
術創以外の皮膚損傷や神経損傷を起こさないよう、手術体位や除圧物品を主治医や麻酔科医と相談しながら一人一人の患者さんに合わせた手術看護を行っております。
また、安定したケアの実践ができるよう専門的な知識や技術に関する相談や指導をスタッフに対して行っています。